平成29年度県立高校入試分析と対策【理科】

【分析】

1問[化学分野]

マグネシウム,塩化銅,砂糖の性質を問う問題。

特に必要な知識として,問2では,質量パーセント濃度の計算法。

4では,試験管内部には水ができていることと,その確認は

塩化コバルト紙を使うこと。

6問では銅イオン1個に対して,塩化物イオン2個が結びついていること

などである。

2問[生物分野]

呼吸や光合成のしくみを理解していれば易しい問題。

3問[地学分野]

地層に関する問題

2の断層の説明では,右側の地層のすべてが左側の地層に対して

沈み込んでいるので,地下の大規模な岩石の破壊が推測できる。

4問[物理分野]

振り子を使った,力学的エネルギーに関する問題で,定型問題。

4で,小球にはたらく力は,糸の張力と重力の2つである。

5問[化学分野]

化学反応と熱に関する問題。

学校で必ず実験したはずなので,覚えていれば易しい。

5は,熱が発生する反応はどれか考えるとよい。

6問[物理分野]

電気回路に関する問題。

設問は単純だが,正解までにいくつかのプロセスを経る必要があり,

オームの法則を適用することに慣れておく必要がある。

7問[地学分野]

天体観測に関する問題。

いずれの設問も,類題を解いたことがないと難しいかもしれない。

3では,夏至の日の南中高度が90-(26-23.4)=87.4度となるので,

なるべく小さな設置角度を選ぶことになる。

8問[生物分野]

神経伝達の種類,消化,排せつに関する問題。

いずれの設問も基本的で解き易い。

5が考えにくいかもしれないが,説明文と表1を合わせて考えれば

正解できる。

【予想平均点】

25点~28点で昨年並み

実際の平均点 32.8点

【対策】

まんべんなく全ての分野の対策をしなければならない。

同じ分野でも,形式の違う問題を何問も解こう。

とにかく,得点力は問題の演習力に比例するのが理科という科目。

また,記述型の問題も増加する可能性があるので,

実験やその結果を自分の言葉で表せるように,十分理解することを心掛けるべきである。

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