中学校で学ぶ英語の基本構造について考えてみます。今回はその第一弾。
まず,「誰かが~する」の型。
「誰かが」を主語,「~する」を動詞といい,記号では主語を「S」で,動詞を「V」で表します。
だからこの型は「S+V」と表せる。
例)I walk.(私は歩きます。)
次に,「疑問文」(~しますか?)に変形しましょう。
先の例の I walk. を「あなたは歩きますか?」にしてみます。
このときは,文頭に「Do」をおいて,それに「you walk(あなたは歩きます)」と「?」を続けます。
Do you walk?(あなたは歩きますか?)
「Do」が前に「?」が後ろに付つくことに着目!
さらに,これを「否定文」(~しません)に変形しましょう。
先の例の I walk. を「わたしは歩きません」にしてみます。
このときは「主語」と「動詞」の間に「don’t」を入れます。
I don’t walk.(私は歩きません)
まとめると,
「疑問文」は「Do」を文頭において文尾に「?」を置く。
「否定文」は「主語S」と「動詞V」の間に「don’t」を置く。
たった,それだけです。ちなみに,don’t は do not の短縮形です。
また,この型をつくる動詞は「自動詞」といいます。
もう一つ付け加えると,この型の文では,普通,もう少しの言葉を付け加えることが多いです。
例)I walk to our school.(私は学校へ向かって歩きます。= 私は学校へ歩いて行きます。)
「to」は文法では「前置詞」と言われるものの一つで,「名詞」にいろいろな意味をそえます。
ここでは,ただの名詞 our school(私たちの学校)が
to our schoolで「(私たちの)学校に向かって」と「どこどこへ向かって」という意味が加わります。
この型に限らず,
英語は「主語」「動詞」を柱として文が成り立ち,
それを「疑問文」や「否定文」にして広げていきます。
この感覚を身につけましょう。