平成28年度県立高校入試分析と対策【理科】

【分析】
第1問
塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを加熱し反応させるとアンモニアが発生する。
これに関して,実験装置,気体の性質,さらにアンモニア水溶液がアルカリ性を示すことを
問う問題。知識問題である。

第2問
顕微鏡の扱い,カエルの発生に関する問題。
生殖細胞の減数分裂と,遺伝に関する優勢の法則を理解し,
分離の法則にしたがい遺伝子型の組み合わせを表現できる必要がある。

第3問
惑星の年周運動に関する問題。
惑星を見るときの,太陽・地球・惑星の位置関係がイメージできる必要がある。

第4問
圧力と浮力に関する問題。
圧力は力がはたらく面積に反比例すること,
また,浮力の生まれる原理を知っている必要がある。

第5問
動物の分類に関する知識問題。
ヤモリは,は虫類,イモリは,両生類である。

第6問
A:電熱線の発熱量に関する問題。
B:家庭内の電気器具に関する問題。
Aでは電熱線に電流を流した時間と,水の温度上昇の関係をグラフにしたものを
読み取る必要がある。ただし,電熱線のワット数を与える電圧が明示されていないので,
問題に不備がある。100V-6Wなのか6V-6Wなのかわからないと問1の熱量の計算ができない。
Bは家庭の電気器具はすべて並列につながること,並列につなぐと抵抗がどんどん小さくなる
という知識が必要。

第7問
地震に関する問題。
与えられた説明から,A,B,C,Dの各地点の震央からの距離を求める必要がある。
また,(速さ)=(距離)÷(時間)が計算できる必要がある。

第8問
水や塩化銅水溶液の電気分解に関する知識問題。
塩化銅水溶液の電気分解では,陰極に銅が析出し,陽極に塩素が発生する。

【対策】
まんべんなく全ての分野の対策をしなければならない。同じ分野でも,形式の違う問題を何問も解こう。
とにかく,得点力は問題の演習力に比例するのが理科という科目。

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